男らしさの病男性

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 午後6時半からの会場に少し遅れて入って行くと、8人ほどの男たちが坐っていた。私が席に着いてしばらくすると、見かけない男がぼそぼそと自己紹介を始めた。45歳であること、会社員であること、うつ病で入院中で、そこの医師の指示でこの集まりに顔を出 ...

男らしさの病男性

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(続き) 「それにしても危ないね、男の人は死のうと思うと死んじゃうからね。あなたが助かったのはクスリの知識が無かったから。気持ちが落ち着いてから退院しないと次はホントに死んじゃうだろうね」 「でも来週退院します」 「えっ、来週ったってあなた ...

男らしさの病男性

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 この2年の間にやってきた人の中には、ここに紹介した律儀なサラリーマンといったタイプの他にもいろいろな人がいた。医者も数人いたし、警察官も牧師もいた。格闘家を自称する人もいて、この人は怖かった。当時は私自身が会の進行役をつとめていたのだが、 ...

男らしさの病男性

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 もっと「危ない」人もいた。体格の良い30代はじめの自営業の男性は参加して数回目の時に右手の拳に包帯を巻いていたので、怪我ですか、と訊いた。 「いやね、パチンコ屋でスロットやってたんですよ。そしたら右隣の客が独り言うもんで、ウルサイって言っ ...

男らしさの病男性

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男らしさの病シリーズ  2002年1月から開始されたバタラーズ・ミーティング(当初2年間は隔週、現在は毎週)は、当然のことながら迷走のうちに始まった。 その原因のひとつはグループの名前にあった。当初、このグループは「男性問題特別講座−攻撃性 ...

男らしさの病男性

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(続き)  性別問題を抱えた参加者は彼女の他にも2名いて、彼らは男装していた。 うち一名は自分のジェンダー・ディスフォリア(性別不快)を表現しようと思いはじめたばかりの学生(21歳)だったが、もうひとりは30歳代前半の会社員で同棲相手との間 ...