自分を罵倒する、もうひとりの自分(質問)

質問自己評価

読者からの質問

◇37才女性

image051208_1.jpg こんばんわ。いつもお世話になっています。
自分のなかに自分を罵倒する、もうひとりの自分がいます。
思春期のころ精神科につながったときは、どう表現したらいいかわからなくて「みんなが私を悪く言う」とドクターに言っていました。しかし本当は、言っているのは他人ではないことは当時からなんとなくわかっていました。

両親(特に母親)には、育て方が悪かったと責めるよりも、私のような欠陥人間をなぜ生んだと責めたほうが多かったです。
過去の自分も現在の自分も非難の対象になってしまい、とても生きづらいです。先生は信じられないかもしれませんが、バイトや家事をしていたりするときでさえ「この偽善者!」というな罵りの声が聞こえてきます。
悩みとかを治療者に打ち明けたくても、「どうせおまえの言っていることなんかくだらないことだ」と言われてしまいます。
「お前はダメな人間だ」という声がすごくて、性的逸脱行為やアディクションなどで自分のダメさを証拠付けようとしましたが、一方で罪悪感もひどくなっていくばかりでした。

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以前は、
「私は顔もスタイルも性格も、そして戸籍も過去も変えるしか生き延びる方法はない。」
「両親を殺して、私も死ぬしか解決はない」
と年がら年中いっていました。

小さい頃から問題児扱いだったのが原因なのかな?ともちらっと思います。
自分と自分がずっと争っているのに、もう本当に疲れました。
こんな私でも、自分自身との和解はできるのでしょうか?

斎藤学からの回答

何かに気づいてハッとなる(「自分と和解する」)ということはないと思いますよ。結局トレーニングということになるでしょう。小さなことを達成して、自分を褒めてあげるという練習です。
あなた、買い物が少なくなっているじゃないですか。「我慢」についてのトレーニングが功を奏してきたからでしょう?
今度の挑戦は「体重」というのはどうですか?月に500gくらいのペースで減量できますよ。できないことにしているのは「あなたにいじわるする方のあなた」です。その人はあなたに脂肪をくっつけて肥らせて、あなたの自己評価を下げようとしているのです。
彼女に挑戦するために、まず全身を鏡で見ましょう。そして「今この私が美しい」と思ってみてください。ピンと来ないのであれば減量しましょう。
斎藤学

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Posted by iff