さとり世代(2/10)

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このユニセフ調査をはじめ、『絶望の国の幸福な若者たち』(古市憲寿著・講談社)という本など、「実は日本の子ども・若者の幸福度はけっこう高いのではないか」と思うような調査や主張をたびたび目にします。

実際には、昨年末のブログ「搾取される子どもたち」で書いたような状況があるのに、日本の子どもや若者は、本当に「自分たちは幸福だ」と思っているのでしょうか。

それとも、生き延びるために、格差や矛盾がいっぱいの世の中を否認しているのでしょうか。それともまったく、不満や不平、辛さを感じないということなのでしょうか。

「さとり世代」は「ゆとり世代」

そんなことを考えていたとき、たまたま流れていたラジオから「さとり世代」という言葉が聞こえてきました。

自宅に戻って調べてみたところ、「堅実で高望みをしない、現代の若者気質を表す」言葉だと分かりました。

その層は、2002~2010年度の学習指導要領に基づく「ゆとり教育」を受けた、いわゆる「ゆとり世代」と重なるそうで、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」から生まれて広まったということでした。

さとり世代はなぜ生まれた?

『知恵蔵2013』の解説(さとり世代)には、その特徴がこう書かれています。

「『車やブランド品に興味がない』『欲がなく、ほどほどで満足する』『恋愛に淡泊』『海外旅行に関心が薄く、休日を自宅やその周辺で過ごすことを好む』『節約志向で無駄遣いはしないが、趣味にはお金を惜しまない』『様々な局面に合わせて友達を選び、気の合わない人とは付き合わない』」

そして、「なぜそうなったのか」を次のように分析しています。

「高度成長期後のモノが十分に行き渡っていた時代に生まれ、物心ついたときにはバブルが崩壊し、不況しか知らない。一方で、情報通信技術の進歩と共に、当たり前のようにインターネットに触れてきた。このように成熟した時代に多くのネット情報に触れる中で、彼らは現実的な将来を見通して悟ったようになり、無駄な努力や衝突を避け、過度に期待したり夢を持ったりせず、浪費をしないで合理的に行動するようになった」

そのほか、いくつかのサイトも調べてみましたが、ほぼ同様のことが書かれていました。(続く…

Posted by iff