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2007年07月09日

スキーマについて(2) どのように問題が続くか

 今回は、スキーマがどのように活性化され続けているのかを見ていく。大きく三つの方法がある。

1 スキーマの維持(あきらめ):
 これは考え方や行動の仕方によるもので、中核信念を永続させているものである。

 自分を「私は人に受け入れられない」とみなしていたAさんは、自分自身を人生のどのような領域においても、いつも人に受け入れられることを求めずに、消極的にしていることを自分の落ち着くことだとして頑張ろうとはしない。
 これは、あきらめとも言えよう。

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2 スキーマの回避(否認):
 これは人の中核信念が活性化され、それに連なる嫌な感情が活性化するのを避けるためにとられる、認知的、行動的そして情緒的な作戦のことである。

 例えば、結婚がうまく行かなかった記憶や彼女自身が求められていないという事実を見ないようにするために、溺れるほどに酒を飲む女性がいた。
 しかし、彼女が不幸であることを忘れようとすることによって、求められていないということが彼女に常に思い起こさせていたのである。ないないと思いながら、見ないようにしながらそれを否応なく感じているのである。
 厄介なことである。

3 スキーマの補償(空回り:空転):
 これは考え方や行動の仕方によるもので、中核信念を否認するか、反撃しようと取り組むことである。

 自分自身を好いていないと思っている人が、彼は好かれていると証明しようとして、大きな友達の輪を作るよう尽力した。
 友達がその輪から離れていき、電話をかけても掛けなおしてくれず、彼の過剰なまでの親密さに引き気味になった時、それは彼の頭の中では彼は本当には好かれておらず、そうでないことを明らかにしようとした全ての努力は無駄に終わったというように補強するものとなる。
 一生懸命何とかしようとしているのだが、からからと空回りしているのである。痛い。

 このように、スキーマは維持され、強化されている。

 皆さんはいかがでしょうか。スキーマの成り立ちを丁寧に振り返り、そのスキーマに合わせてダメだしすることなく、それもくせの親玉だ、つまりくせだ、というところで進めていけると良い。

 先日、「私はダメだ」というくせがあり、なかなか「私は大丈夫」と言うようにならない、と言うことを聞いた。
 「私は大丈夫」と思えること、それも「くせ」なのである。悪い「くせ」が無くなって、「くせ」がなくなるわけではない。

 自分にとって困った「くせ」が減ったとしても、自分をそれほど困らせなかったり好ましい「くせ」が見につくだけである。
 考えようによると、人は「くせ」、つまり習慣の集合体なのである。

木附ブログ

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投稿者 iff : 2007年07月09日 15:37

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