« 考え方の癖(6)結論の飛躍 −読心術− | メイン | 考え方の癖(8)拡大視・縮小視 »
2007年05月28日
考え方の癖(7)結論の飛躍 —先読みの誤り—
前回に続けて結論の飛躍のもう一つを考えてみよう。先読みの誤りである。
これは、自体が悪くなると決め付けることである、とよく言われる。
この反対の癖も同様である。根拠がないにもかかわらず、「きっとうまくいく」と信じて疑わないことだ。たまにそういう人がいる。
または、物事をそのように考えようしている人もいる。「良くなる、なんとかなる」と自然に考えるのも、あるいは色々考えてからそのように結論付けるのも、それも癖である。この癖はあまり私たちを困らせることはない。ただし、明らかに問題が生じていて、問題解決をした方が良い時にその対処もせずに「なんとかなる」と考えてしまうのは問題となり、困ることになろう。
===
一方、最初に書いたように何かがあったときに「必ず悪くなる、失敗する、うまくいかない」と考える人もいる。どうしようもなくその考えにこだわる。
冷静な人がその人のことを見ていると、その人が「悪くなる」という考えにこだわりすぎているのは明らかに見えるのだが、その人は「悪くなる」のは事実であると考えているのである。
事実と考えは別物であるということは繰り返し言っているが、その混乱が生じているのである。本当に悪くなるのかどうかは分からない。なんとかなるかもしれない。確かに何とかならないこともあるかもしれない。それでも最後には殆どのことはちゃんと生きている限り何とかなるものだ。受容しなければならないものも生じるかもしれないが。
以上、二つの極端な形の先読みの誤りについて考えてみた。
いずれにせよ、先のことである。分からないことも多い。それを事実であるかのように言い張るのは事実に反する。将来のことを読むエスパー能力があるのであれば、それは有効に活用すればよい。
ないのであれば、事実は事実、考えは考えと分けて捉える練習が有効であろう。少なくともエスパー能力を鍛えるよりは進歩が早いと思われる。
事実と考えを分けることができて、余裕が出来たらエスパー能力を鍛える余裕も出てくるかもしれない。先は長いので、焦らずに取り組むことをお勧めする。
« 考え方の癖(6)結論の飛躍 −読心術− | メイン | 考え方の癖(8)拡大視・縮小視 »
投稿者 iff : 2007年05月28日 15:13
2007年05月28日 15:13:[←ブログメインに戻る][←IFFトップページへ][↑ページ上端へ]