2006年12月の一覧
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2006年12月01日
CBT講座4日目(2)中核信念とは(2/2)
中核信念は、必ずしも否定的なものである必要はありません。肯定的な中核信念を持つ人もいます。
私が認知療法を勉強している時に、ある先生はピラミッドの絵を見せて、
「これを造れと言った人が否定的な中核信念を持っていると考えられるか」
と問われたことがあります。絶対とは言えませんけど、否定的な信念は少ないと見ても良いですよね。
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人により様々な信念があります。目一杯苦しさで一杯になっている人は、自動思考が否定的な中核信念と一体となったかのようになっている人もいます。
では、この中核信念はどのようにできたのでしょうか。人により持って生まれてきたのでしょうか。最近はスピリチュアル・カウンセリングといったものもはやっていると聞いておりますが、例ですが「自分はダメだ」と言った考えを持って生まれてきたということは無いのでは、と考えます。
人が成長する過程の中で、様々な経験を積み重ねます。例えば、「お前はダメだ」と言われ続けてきたとします。初めて言われた頃は「そんなこともある」と思っていられたかもしれません。
でも「お前はダメだ」と言われ続けて、次第に、「やっぱりダメかも」「大体においてダメなんだな」「ダメなんだ」「ダメに違いない」といった様により強く「ダメだ」と信じるようになってしまい、それが中核信念になっていくわけですね。
場合によっては、とても強い衝撃を伴うことによって、突然に生まれる中核信念もあるかもしれません。
2006年12月01日 16:26:[←ブログメインに戻る][←IFFトップページへ][↑ページ上端へ]
2006年12月04日
CBT講座4日目(3)新たな中核信念を育てる際の注意点
ちょっと気分がへこむかもしれませんけど、必ずしも否定的なものではないのですよ。そういうことは多いし、私が仕事でお会いする方はそういう方が多いですけど。
はっきりと好ましい事実も確認できます。人には中核信念を学習する力があると言うことです。ちょっと困った学習をしてきた方もいるかもしれませんが。
これからちょっと違った学習をしていく計画もたてていきたいと思います。
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今まで「考え方の癖」という表現をしてきましたが、中核信念とはその考え方の癖の大ボスみたいなものだと思ってください。
で、この癖をどうするのか、あるいはこの癖とどのように付き合うのか。
癖は癖ですから、修正は出来る可能性があります。例えばですが、箸の持ち方がちょっと上手くない子供がいるとします。この子の癖をどのようにしたら上手く直してあげることが出来るでしょうか。間違ったやり方をしている時に、その都度「何やっているんだ、教えただろ」「本当にだめだな」と怒鳴りつけることも出来ます。
で、結果はどうでしょうね。癖は何とかなるかもしれない。同時に何か問題も出来そうですよね。その癖を一度指摘してどのようにすればよいのかきちんと教えてあげた後は、その癖を待たしてしまっていることを気がつかせてあげるだけで十分ですよね。
ダメダメ言われてもなかなか癖ってなんともならないかもしれませんよね。昔の日本海軍大将の山本五十六は人を動かすために、「やって見せ言って聞かせてさせてみせ褒めてやらねば人は動かじ」と言っています。
まぁこの話はどうあれ、自分の癖とどのように付き合うかはまさに子供の癖と同じように付き合ってあげる必要があります。
「自分に対しては厳しく対していいんだ」と考えられている人も多くいるのは事実ですが、自分の癖を何とかするというのであれば、その癖を持つ自分との付き合い方は一定の丁寧さが必要です。
繰り返しになるかもしれませんが、考え方の癖だろうが癖の根っこだろうが中核信念だろうが一つの考え方であり、真実ではないということを理解しておいてください。
2006年12月04日 14:38:[←ブログメインに戻る][←IFFトップページへ][↑ページ上端へ]
2006年12月08日
CBT講座4日目(4)中核信念の広がる領域 下向き矢印法(1/2)
さて、どのように対処していくのかは様々ありますが、まずは自分の中核信念がどのようなものか、を確認してみましょう。
中核信念は、大きく分けて三つの分野にまたがります。一つは「自分が自分をどのような人と捉えているか」、次に「自分が他人(親とか特別な人を含む)をどのように捉えているか」、そして最後に「自分は社会をどのようなところだと捉えているのか」といったものです。
誰もが3つの別の中核信念を持っているというよりも、人により強い部分が異なります。また既に述べたように中核信念は自動思考の方向性を与えています。よって、何が起こっても「自分が・・・」と考える人もいれば、「人が・・・」というように考えたり、「社会のルールが・・・」と考えたりとその人によって傾向があります。(続く…)
2006年12月08日 11:12:[←ブログメインに戻る][←IFFトップページへ][↑ページ上端へ]
2006年12月11日
CBT講座4日目(4)中核信念の広がる領域 下向き矢印法(2/2)
ここで、各自の中核信念を確認してみましょう。
中核信念とは、今まで既に確認してきた「自動思考の意味」ということも出来ます。
探し方としては、下向き矢印法を練習してみましょう。この下向き矢印法は、D.バーンズという認知療法の専門家が考えたものなのですが、自分の考えを手繰るのに役立ちます。
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どういったものかというと、自分が気がついた自動思考に対して
「その考えがあるということは、(自分にとって)どういう意味なのか」
ということを確認していく作業です。
その結果でてきた考えに対して、質問を繰り返していくのです。
先程中核信念は大きく三つの領域に広がるといいましたが、自分が持っていると思われる領域がはっきりしている場合には、自動思考に対しての意味を確認する際に、その領域を明確に質問してあげても良いわけです。
例えば、いろんなことを自分の事と関連付けて考えてしまうということが既に分かっている人は、「その考えがあるということは、私は自分をどのように捉えていると言う事か」「その考えは、自分にとって何を意味するのか」といったように確認することが出来ます。
その結果、自分の気分が明らかにネガティブな方向に引っ張られたり、似たような言葉で考え(信念)が語られ始めた時に、中核信念にたどり着いたということがいえます。
2006年12月11日 16:35:[←ブログメインに戻る][←IFFトップページへ][↑ページ上端へ]
2006年12月25日
CBT講座4日目(5)中核信念を探してみる(1/2)
さて、実際に中核信念を探して見ましょう。どなたか確認してみましょうか。
B:はい
T:Bさんが以前ホットな自動思考として確認したものを入り口にしてみましょうか。日常でもそのように考えることが多いようですし。
B:はい。それは「子供をちゃんとしつけなければいけない」といったものでした。
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T:そのように考えて不安や自責感で一杯になったのでしたよね。
B:そうです。
T:思考記録表の検討の際には、適応的思考まで検討できましたけど、その考えの妥当性を少し検討してみましょう。その考えが正しいとして、それはあなたにとってどういうことを意味するのでしょうか。
B:私の子育てが下手だということです。
T:ほう、あなたが自分の子育てが下手だと考えていることは、あなたにとってどういったことを意味しますか。
2006年12月25日 14:23:[←ブログメインに戻る][←IFFトップページへ][↑ページ上端へ]