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      <title>斎藤学（精神科医｜家族機能研究所代表）ブログ</title>
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      <description>精神科医・斎藤学からのメッセージ
文責：斎藤学</description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2011</copyright>
      <lastBuildDate>Mon, 02 May 2011 10:58:47 +0900</lastBuildDate>
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            <item>
         <title>女性とアルコール依存症（38）家族への助言2</title>
         <description>(3)『孤立しないで家族会に出席して下さい』

千代美の母親は、本人への対応の仕方をある酒害者家族会で教えられた。
酒害者、特に女性の酒害者を抱えた家族は、ひどく恥ずかしい思いをさせられ、隣り近所とも孤立しがちになる。
そのことが一層、本人の飲酒問題に注意を向けさせることになり、注意したり、叱ったり、監視したり、要するに本人を子供扱いして問題をこじらせてしまうのである。

(4)『本人を子供扱いしたり、役割を奪ったりしないで下さい』

たとえ本人に飲酒の問題があるにせよ、一人前の女性から、母親の役割を奪ったり、妻の役割を奪ったりはできないはずである。
しかし得てしてこうしたことが起こり得るのだ。</description>
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         <pubDate>Mon, 02 May 2011 10:58:47 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>女性とアルコール依存症（37）家族への助言1</title>
         <description><![CDATA[<h4>家族への助言</h4>

アルコール依存症は家族全体の病気である。酒害の発生そのものに家族内の力動が関与するのみならず、酒害者を抱えた家族は、様々な影響を受けざるを得ない。
本書ではこの面の検討に触れなかったが、その回復には以下の諸点で家族の協力がどうしても必要になる。

(1)『本人についての思い込みにしがみつかないで下さい』

飲んだくれの妻に悩む夫、甘ったれで酒にだらしない娘を持った父や母は、自分がいちばん酒害者本人について知っていると思い込み、他人の意見に耳を貸そうとしない。
実は家族の問題は家族メンバーにこそ最も見え難いということもあり得るのである。
案外、妻や娘の飲酒問題は"背中のホクロ"のように自分には見えないものの反映であることが多いのである。]]></description>
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         <pubDate>Thu, 28 Apr 2011 11:02:03 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>女性とアルコール依存症（36）酒害者自身への助言4</title>
         <description>(8)『自分をゆるして、可愛がってあげなさい』

同じことは、彼女たちの自己評価についても言える。
100点満点の女、妻、母を幻想し、それに達しない自分をみじめで、取るに足りないもののように感じる。自分の限界を直視しようとしない高望み、これが彼女たちをしらふで生きづらくして、酔いの中で、100点満点の自分を楽しむようにさせ、最後には絶望の淵にまで追いやったのだ。

しかし&quot;大したことのない&quot;平凡な&quot;自分を受け入れ、可愛がってあげられるようになるためには、そうした限界のある自分が他人にも受け入れられることが実感できなければならない。</description>
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         <pubDate>Wed, 27 Apr 2011 13:17:13 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>女性とアルコール依存症（35）酒害者自身への助言3</title>
         <description>(5)『あなたにとってお酒の問題は赤信号に過ぎないのです』

問題は、彼女たちが絶望し、生を投げだしそうになっているところにある。
飲酒問題はその他の自己破壊行動と並んで、このことを示す赤信号なのだ。
言い変えれば不器用な彼女らがなんとか絞り出した助けを呼ぶ声なのだから、治療者としては&quot;聞こえた、了解した&quot;ということが示せれば(彼女たちが納得するようにそれを示すのはなかなか難しいが)それで飲酒問題はなくなる。</description>
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         <pubDate>Tue, 26 Apr 2011 11:45:41 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>女性とアルコール依存症（34）ミーティングへの参加、ノートへの記録</title>
         <description>(3)『あなたの経験を皆さんに話してみてください。他の人の経験をきいて、自分のものと較べてみてください』

1週に最低一回はグルーブ・ミーティングに参加してもらう。
私の治療グルーブの定員は10名である。ミーティングに遅れないよう、欠席しないようにすること(&quot;足をつくる&quot;という)と、120分のミーティング中静かに座って他人の話に耳を傾けるようにすること(&quot;耳をつくる&quot;という)が、私との治療的接触に不可欠な要素ということになる。</description>
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         <pubDate>Mon, 25 Apr 2011 11:50:28 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>女性とアルコール依存症（33）第六章　回復への助言</title>
         <description>人生に敗北を感じ、他人とのかかわりに絶望した人は、酒によって生まれかわった自分との間で、愛し合い、もたれ合い、憎しみ合いのひとりずもうを演じる。
このひとりずもうがアルコール依存症に他ならない。

この演技が続く間だけ、酒は生き残りの唯一の手段となり得るのである。皮肉なことに「酒は百薬の長」なる諺の本当の意味を知っているのはアルコール依存症者だけなのである。
酔った自分を相手に演じる愛憎のひとり芝居のうちに、その人の人生ドラマは集約されてくるから、こうした状態の人とかかわる立場の人間は、彼や彼女の生き残りドラマの全編に立ち合わざるを得ないわけである。</description>
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         <pubDate>Fri, 22 Apr 2011 16:06:23 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>女性とアルコール依存症（32）業績中心社会における主婦の座</title>
         <description>《業績中心社会における主婦の座》

女性のアルコール消費の伸びを支えているのは、主として二十代、三十代の若い世代であり、この年齢層についてだけみれば、既に飲酒人口の男女比は一対一に近づいている。彼女たちはもっぱら職場で飲酒習慣を身につけ、やがて主婦となって行くわけである。

ところで職場というものは元来、生産性(業績)が唯一の価値基準であるような、ある意味で単純素朴な世界であり、そこでは微妙な人間的配慮が不当に低く評価されてしまうものである。
そしてこの分野は伝統的な性の役割分担から言うと男性の担当ということになっていたため、男に都合のよいような価値の体系が張りめぐらされてしまっている。</description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">女性とアルコール依存症</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 20 Apr 2011 16:34:51 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>女性とアルコール依存症（31）なぜ今、主婦の飲酒が注目されるのか</title>
         <description>《なぜ今、主婦の飲酒が注目されるのか》

キッチン・ドリンカーの主体は主婦であるが、その割合は女性症例全体の五割ていど(調査対象によってかなり異なる)ほどのものである。
主婦のアルコール乱用は表面に出にくいから実際の割合はもう少し高いかも知れないが、いずれにせよキッチン・ドリンカーは女性症例の一部に過ぎないのである。

それなのになぜ主婦の飲酒問題がとりわけ注目されるのかということになるのだが、理由のひとつとして&quot;意外性&quot;ということが考えられるであろう。</description>
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         <pubDate>Tue, 19 Apr 2011 11:08:29 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>女性とアルコール依存症（30）ボケ老人型、主婦の目標喪失と飲酒《症例　紀子》3</title>
         <description>和夫は妻の問題飲酒をしばらく気づかずにいた。
彼女が飲んでいるところなどみたこともなかったので、帰宅するたびにだるがって横になっている妻をみても、酔っているとは夢にも思わなかった。

しかし、それまで活動的だった妻の口数が減り、投げやりで怒りっぽくなり、食欲も無くしてやせてくるという事態になっては妻の異常に気づかざるを得ない。</description>
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         <pubDate>Mon, 18 Apr 2011 11:01:59 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>女性とアルコール依存症（29）ボケ老人型、主婦の目標喪失と飲酒《症例　紀子》2</title>
         <description>面接が進むにつれて、紀子が息子の中学受験に特別な意味を認めていたことがはっきりしてきた。
「夫の実家のてまえ、息子にはどうしてもあの学校へ入ってもらいたかったのです」と彼女は言った。

紀子はある地方都市の商家の出であるが、高校生の時酒豪だった父に急死された。
彼女は長女だったから、途方にくれる母親を助けて、幼い弟妹の面倒をみるという立場に立たされたわけだが、もともと活動的で自信家の彼女はそうした状況に我慢できず、高校を出るとすぐ、母たちを置いて強引に上京してしまった。
たまたま叔母が下町でスナックを経営していたところへ転がりこんだのである。</description>
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         <pubDate>Wed, 13 Apr 2011 15:47:09 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>女性とアルコール依存症（28）ボケ老人型、主婦の目標喪失と飲酒《症例　紀子》</title>
         <description>《ボケ老人型》

記憶力や見当識に障害をきたすようになった老女が、急に病的な大量飲酒をするようになったケース。
今回の調査対象中の2例は、いずれも水商売歴のある人で、その点では一次型アルコール依存症とすべきかも知れないが、ボケの出現さえなければ「酒好きのおばあちゃん」で済んでいたはずの、ごくまっとうな飲みかたが続いていたのである。

飲酒習慣を持った女性たちが急増しているところをみると、これからはこの手の老婦人の酒害者とたびたび出会わなければならなくなるかもしれない。</description>
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         <pubDate>Tue, 12 Apr 2011 11:45:05 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>女性とアルコール依存症（27）空の巣型《症例　静江》</title>
         <description>《症例　静江》

43歳。山形県生まれで入院当時は神奈川県下のY市に居住。
同胞9人の第4子。次女であるが、弟妹はすべて異父同胞である。
大工職であった実父は酒豪で酒乱の気があり、博打の借金を残して静江の出生前に出奔してしまった。

数年して、実母は役場勤務の中年男と再婚したので、以後この養父に育てられることになるのだが、この父もまた酒乱で、少女時代の静江は酔った養父からいたずらされるという悲惨な経験をしている。</description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">女性とアルコール依存症</category>
        
        
         <pubDate>Fri, 08 Apr 2011 15:22:35 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>女性とアルコール依存症（27）空の巣型</title>
         <description>《空の巣型》

女性としての成熟、配偶者選択、出産、育児といった&quot;仕事&quot;を無事にこなしてきた女性たちも、育った子供たちが次々に家を離れ、夫とも死別し、家にひとり取り残されるようになると淋しさに耐えかねて酔いに身を任すことになりがちである。

こうした、中高年になってからっぽになった巣（家）に取り残された婦人の飲酒問題を、ここではJ・カーリーにならって「空の巣型」の名で呼ぶことにする。
夫の死や離反は比較的わかりやすい形での喪失体験であり、条件が重なれば既述の「愛子」の場合のように急性喪失反応として発症してくることもあるのだが、通常、“喪失“はより穏やかな形を取って徐々に彼女らを襲うのである。</description>
         <link>http://iff.s116.coreserver.jp/saito/archives/2011/04/27.html</link>
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         <pubDate>Thu, 07 Apr 2011 13:40:23 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>女性とアルコール依存症（26）キッチン・ドリンカー型</title>
         <description>結婚生活に入った女性たちの一部が飲酒問題を起こすようになる場合、台所での隠れ酒が特徴なので、キッチン・ドリンカーという“和製英語”で呼ばれることがある。
彼女たちの病歴を検討すると、以下の3類型に分けられる。

a）「育児ノイローゼ型」
　末子が0歳から1歳という授乳期に飲酒問題が発生してくるケース。
　夜泣きをする乳児に気を取られて、毎夜一睡もできず、日中、乳児が眠る間に自分もわずかの眠りを貪ろうとしてアルコールを常用するようになる場合が多い。</description>
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         <pubDate>Wed, 06 Apr 2011 16:54:27 +0900</pubDate>
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         <title>女性とアルコール依存症（25）自立葛藤型、オールドミス型と内縁関係型</title>
         <description>《自立葛藤型》

一方、自立葛藤型の症例については、本書の冒頭に「英子」の場合として紹介しておいた。
非行少女型が衝動抑制の全般的な困難と他罰性を特徴とするのに対し、自立葛藤型では摂食行動異常、盗癖、性的逸脱などの形をとった部分的な衝動抑制不全と自罰性が特徴的という相違がある。

しかしこの両型には様々な共通点があり、もともと青春期ないしプレ成人期の自己同一性の獲得をテーマとする同根の問題から誕生してきたとみるのが妥当であろう。
たまたま今回の調査対象中には自立葛藤型のものが一例しかみられなかったが、最近、若年の女性酒害者の中にこのタイプをみかけることが多くなっている。</description>
         <link>http://iff.s116.coreserver.jp/saito/archives/2011/04/25_1.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">女性とアルコール依存症</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 05 Apr 2011 15:25:50 +0900</pubDate>
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