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2007年10月10日
さみしくて人のものを盗んでしまう(純子さん)
もうひとつの盗みですが、私は頻繁に盗み始めるようになったら止まらないと思います。まだチラホラの今のうちに、これ以上にならないようにしたいです。
少し前から盗みの感じが漂っていました。私がケチな生活をするようになったからです。
ダイエットの後にリバウンドするように、節約しすぎるのはまずいなと思っていました。そこで昨日はノンカロリーの紅茶とノンカロリーのジュースのペットボトルを久しぶりに買いました。何日か前には化粧品を2万円分買ってしまいました。
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小学生の時に盗みで捕まったことがあります。その時のことを話すと私の今の盗みがこれ以上ひどくならないと思います。
私が盗みで捕まったのは、小学校4年生の夏でした。お父さんはもういなくて、お母さんが公務員になる直前だったと思います。お母さんは就職活動で忙しくて7歳年の離れた弟は幼児でした。
私はとてもさみしかったです。自分だけがこんなに理不尽な仕打ちを受けていると思っていました。同級生がどうして楽しそうにしていられるのかがわかりませんでした。
私はそのころ忘れ物が多くて、よく自分が忘れた消しゴムやハサミやコンパスをそこにあるからという理由で盗んでいました。そこに置いてあるというのは、同級生の誰かがそこに置いたのであって、もちろん私の物ではなくて同級生のものです。
消しゴムを盗んだことで3人の女の子から追及されたこともありましたが、私は最後まで「私のものだ」と言い続けました。
私が困ったのは学校が休みのときでした。平日忙しくしていたお母さんは、休みの日にまとめて家事をやりたいらしくて、手伝いもしないでぼんやりしている私は邪魔でした。
一度だけ「友達いないの」と言われたこともあって、私はお友達がいなくて予定もないのに仕方なく家を出ました。
盗みには嫉妬が関係していると思います。さみしかった私が、楽しそうでうらやましいと思っていた同級生の持ち物を盗んで自分のものにしたかったのは、いけないことだけど理解できるしかわいそうだなあと思います。
漫画や小説は私を傷つけません。さみしくて同級生がうらやましくて人の物を盗んでしまう小学生の私は、空想の中に逃げ込むことが多くなっていきました。
空想の中に逃げ込むと現実のことが少しだけどうでもよくなります。目の前のこまごましたことより空想の中で魔王と話したりする特別な私のほうが大事になってきます。「私は何でもできる」という空想の中の自分自身と、さみしくて人のものを盗んでしまう悲しい時間とを、私は行ったり来たりしました。
そのときは渋谷区に住んでいました。たぶん今もあると思いますが、渋谷の書店で私は捕まりました。
その時私は叫んでいたんだと思います。
「どうして誰も私を助けてくれないの?そんなことしちゃいけないってどうして言ってくれないの?私はこんなにさみしいのに、なぜ気がついてくれないの?」
毎週そこに行って、マンガにかけてあるカバーを破って7時間くらい立ち読みをしていました。首の後ろが痛くなるくらい立ち読みをする私は
「本当に1人だ、もうこれはどうにもならないんだ」
と思っていたかもしれません。
「もういいや、世の中に復讐しよう」
というように、10歳の私はマンガ本を盗み始めました。最後のほうは盗むための紙袋まで持参しました。
エスカレーターに乗る時にガッと手首を掴まれて私は別室に連れていかれました。そこで私は大泣きしました。やっと助けが来てくれたと思ったのでしょうか。
でも、それからも私がさみしくてたまらないのと怒りはずっと続いているんじゃないかと思っています。
2007年10月10日 17:40:[←ブログメインに戻る][←IFFトップページへ][↑ページ上端へ]