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2007年10月18日

叱られてうれしかったです(純子さん)

 私がひょっとしたら嬉しかったのかもしれないと思うのは入院中に私の盗みがばれたときです。

 子供のときは、ともかくお母さんが大変だったので、私が書店から毎週のように万引きして、マンガ本がどんどん増えていこうが、1か月ほど風呂に入らない娘が臭かろうが、お母さんはそれどころではありませんでした。
 お父さんが大変だし、7歳年下の弟がいたのです。

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 お父さんは家からお金を持ち出して借金を増やして、酔っ払ってどこかから落ちて腕に釘が突き刺さっても、痛くないと言い張るひとでした。そんなお父さんに振り回されてお母さんは大変だったし、7歳年下の弟は幼児でした。
 娘が臭いとか、娘の洋服が同じだとか、娘のマンガ本が増えていくとか、お母さんはそれどころではありませんでした。

 だから、私は病院でお菓子を盗んだ時に小児科の先生に叱られて、もっとやってやろうと思ったのかもしれません。
 家で問題を起こしても振り向いてもらえなかったけれど、病院でならやっと振り向いてもらえます。

 お母さんが大変なのはわかるけど、一生懸命やっていることも知っているけれど、それでも私はお母さんに振り向いて欲しかったんです。
 病院での盗みがばれて小児科のO先生が私に言いました。ちゃんとは覚えていないのですが、「もう面倒みきれない。退院させようという意見も出たけれど、その意見を押しとどめた」というようなことでした。
 私はそれを聞いて「じゃあ退院させてくれよ」と思ったけれど、今思うとなんだかちやほやされているような感じがしたのかもしれません。
 おかしいですが、悪い子をやることで注目されたり、周りの人を振り回したりできるというのは入院前の私が望んでいて得られなかった感覚のように思います。

 A病院から京王線のT駅まで行って地元の中学校に通っていたりしたのですが、なかなか病院に帰らないこともありました。時間どおりに帰らない私を心配して家にいるのかと思った看護師さんが30回以上家に電話してくれたというのを聞くと、悪いなと思うと同時になぜか気持ちが暖かくなってしまいました。

 私はもう34歳なのですが、いい年をして恥ずかしいことにその感じが残ってしまっています。
 悪いことをしてちやほやしてもらいたいという子供っぽい感じです。
 パート中にそれをやってしまい、嫌がられるだけ、自分の首を絞めることだと少しはわかってきたのですが、入院によって子供がえり願望と行動が復活しそうで不安です。
 看護師さんには怖い顔をしていてもらうと子供がえりしないかなとか、運動療法でびしばし鍛えてほしいなとか都合のいいことを考えています。

 ☆★斎藤学推薦!★☆

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2007年10月18日 16:06:[←ブログメインに戻る]←IFFトップページへ][↑ページ上端へ