« 買い物依存で満たされていたもの(3/3) | ←ブログメインに戻る | 試行錯誤(2/2) »

2006年05月22日

試行錯誤(1/2)

男らしさの病シリーズ

image060522.jpg 2002年1月から開始されたバタラーズ・ミーティング(当初2年間は隔週、現在は毎週)は、当然のことながら迷走のうちに始まった。

 その原因のひとつはグループの名前にあった。当初、このグループは「男性問題特別講座−攻撃性をめぐって」と名付けられ、この広報に魅力を感じた参加者を集めてスタートした。これは「男性問題」を取り扱う「講座」ではもちろんない。JUSTの幹部たちが講演会と名付けたのは、私が毎回参加することを強調したかったためだろう。
 私はJUST運営の資金集めのために年に何回か彼らの主催する講演会でしゃべっていて、時には連続講演をすることもあったから、参加者を集めやすいと思ったのかも知れない。確かに「配偶者を虐待する男性加害者」のミーティングをすると言っても人が来なかったかも知れない。おかげで定員15名を突破する参加者でスタートできたのだが、初日に会場(クリニックの図書室)へ行ってみると、狭い会場を埋めた人々の中央に楚々とした美女が深紅のドレスを着て座っているので仰天した。

===
 男性クローズド(限定)と言っておいたはずなのに、と内心ムカッ腹を立てながら、平静を装って自己紹介を始めてみると、その美女は性転換した30歳代の元男性であった。

 彼は男性であった時代に結婚歴があり、その際に妻への暴力があった。短期間で妻に去られ、やがて自分の中の女性性の隠蔽に苦しむようになって性転換を志し、数年に及ぶ診療査定と女性としての試験生活(その間に女性ホルモン注射を受ける)を経てついに性転換手術を許可され、外科的処置を受けた。今は戸籍上でも男性から女性への変更を求め続けているところだと言った。今はある男性(年下)と同棲しているが、彼の心ない振る舞い(浮気)や暴言に悩む身である。男性とは一体何だろうと考える日々なので、この会に出てみようと思ったのだそうだ。

 確かに「男性問題特別講座」の参加者には相応しい人だ。
(続く…)
にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ

木附ブログ

« 買い物依存で満たされていたもの(3/3) | ←ブログメインに戻る | 試行錯誤(2/2) »

2006年05月22日 11:03:[←ブログメインに戻る]←IFFトップページへ][↑ページ上端へ