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2006年03月31日
息子の借金をどうしたらいいか(3/3)
(続き)
こうして息子さんは、この結果どうなるか。よくて破産でしょうね。悪いと生き埋めだ。暴力団金融にかかると、見せしめなんてことがありますからね、いつの間にか行方不明になって、それにからんで土地の抵当の問題が起こってくる。こういうのを「底をつく」といいます。
アルコール依存症がそうであるように、依存症の治療には、このような「底つき」、人生の転回点が必要なのです。これも父性原理の一つです。
これがいつやってくるのかは、私には読めない。この人にガールフレンドがいて結婚を約束しているのか、あるいは一家の主人ですでに何人か子供がいるのか、そういうことで底を打つ時期が変わってきます。全くのシングルですか。それなら、きっとかなり年とってからになりますね。
──はあー
===
斎藤:自分の愛するものを見切るのはすごく難しいですよ。しかし「突き放す」と「見切る」のは違うのです。「おまえの借金の問題については私はいっさいなにもしてあげられないんだよ」ということをよく言う。その方が底を打つ時期は早くなります。
それから、こういうものはオール・オア・ナッシングの直り方をします。つまりたらたらとちょっとでもやっているうちは直りません。借金の問題がなくなるときは一切なくなるんです。新たな借金をいっさいしなくなるときが回復にはいるときです。
私たちのところに来ることが必要になってくるのは、そうなってからでしょう。こうして借金について周囲が心配をしてくれているうちは、絶対にクリニックには来ません。たぶん、彼が私と会うのは、彼が50歳を過ぎてからでしょう。ただ、一度お会いしたことがあるようなので、「今日は斎藤にあった」といっておいてください。何かの時に思い出すかもしれない。もう本当に首が回らなくなったとき。
──もう回ってないと思うんです。
斎藤;回ってるんですよ、なんとか。回ってるから治療に来ない。本当に回らなかったときには、「案外違うところに道がある」なんて思ってこちらへたどり着きます。
──私も、おっしゃるように、見切りたいとは思っているんですけれど。
斎藤:是非そうなさってください。その方が息子さんのためにもなります。こういうのを強い愛、タフ・ラブといいます。ぐじゃぐじゃの柔らかいソフトクリームみたいなのばかりが愛じゃないんです。「なにもしてあげない愛」「強い愛」っていうのがあるんです。「切り離す愛」です。
斎藤学の講座・ワークショップ
| 講座名 | 日程 | 時間 | 料金 | 対象 | 会場 |
| 斎藤学ワークショップ | 6/17 18 | 14:00〜20:00 10:00〜18:00 | 31,500円 | 一般 | 東京港区 |
| 斎藤学オープンカウンセリング | 火 | 18:30〜20:30 | 3,000円、5,000円 | 一般 | 東京麻布 |
| 親のための家族相談 | 火 | 18:30〜20:30 | 3,000円、5,000円 | 一般 | 東京麻布 |
※開催日については必ず各講座の詳細ページでご確認下さい
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