借金依存の息子と縁を切ったが(1/2)

オープンカウンセリング3依存症, 息子

相談者からの質問

こんなことをまさか皆さんの前でお話しするようになるとは夢にも思わず、心臓が破裂しそうです。40歳を越えた息子のことで、あちらこちら相談電話かけておりまして、AKKというところに電話いたしましたら、ここへ行くようにとのことでした。

image060110.jpg 息子は27年来、ずっとお金の問題を起こし続けています。大変な額の借金を作ってそのたび私にお金をせびるのです。今、主人が亡くなりまして私は年金生活をしております。これまでは、私が幸い研究職で、男の人と同じように給料もいただいておりましたし、そう困らない生活したもんですから、息子からのお金の要求に「もう二度としない」「もう二度としない」と息子に約束させてはお金を出しておりました。息子は対人関係もうまくいかず、仕事も手に付かず、見栄だけは一人前で、いろんなところで借金を作ってきます。

===
数年前、会社に就職して大勢のお友達も出来たと思ったところ、知らないうちに多重債務者になっておりまして、「お母さん、家を担保に入れて、5千万、出してくれ。仕事して返すから」といいましたんですが、親戚や先輩が中に入ってくれて、「借金は全部返して僕が身柄を引き取るから」といってくれたかたがありう、一年間その方に身柄を預けて、都会から離れて暮らしてもらうことにしたんですけれど、1年で帰って参りまして、「どうしても都会で仕事したい、もういっぺんお金を出せ」と言ったものですから、もう私の体力もないけれど何とか助けてやりたい、何とかもう一度お金をだしてやりたいと思ってで、弁護士の先生に中に入っていただいて、工面して2年間の生活費とマンションを借りてやりましたところ、息子も一生懸命立ち直ろうとしていたようでした。それで、そのころから「僕が人嫌いになった原因は、母親の育て方が悪かったからだ」というようになりました。

息子の8つ下に娘が出来まして、娘がわりかし育てやすかったものですから、どうしても息子の方には愛情が足りなかったのかもしれません。お金を取ったりとかそういうことで息子は私にサインを送っていたのかもしれないです。いま、それをさして、「それで僕の人生はめちゃめちゃになったから、一生償いをしてくれ」といいます。
本人は心の優しい子ですし、攻撃は私に向かってしか仕掛けてきませんし、これで立ち直ってくれたらと思ってお金もだし、弁護士の先生に4年間カウンセリングしてもらって、何とか始めたコンピュータの仕事がうまいこといかないかと思っていたんですけれど、今度はだまされて保証人になったりして、あっという間に3千万円という借金を作ってしまいました。

また弁護士の先生に入ってもらって、今まで4年間、これだけしてやったのだからもうでこれ以上は出来ないよということで、「もうこれからは親にも迷惑かけない」という念書書かせていただいて、また息子にお金を渡したのですが、それから10日も立たないうちに「紙切れ一枚で親子の縁は切れたのか」といい出しまして、「お母さんは弁護士の先生に頼んだり、学校の校長先生に勉強のことを頼んだり、今まで権力者にばっかり解決を頼んで、子どもに面と向かってこなかった。お母さんはぼくは大事なものを全部失ってきたから、これからは僕がお母さんの大事なものを1つずつ奪っていく」と脅迫してきまして、かなり緊迫した状態になりました。
娘も一緒に暮らしているものですから、警察の方も弁護士の方も逃げなさいというもんですから、逃げました。息子の言い分は私とコンタクトをとりたいための手だてだとはわかっていました。相談機関に電話で相談したら、「お酒依存症と同じように金銭依存症というのがあって、お母さんにはまだ年金もあるから、いちばんとりやすいおかあさんがねらわれるのでしょう、今までお金出したのがいけなかった」と、言われました。(続く…

新刊のお知らせ

斎藤学言葉集斎藤学言葉集(Kindleページにジャンプします)
トラウマ、サバイバー、家族問題、虐待、依存症、ひきこもり、自分らしく生きる…
これらの問題に長年取り組んできた精神科医斎藤学による講演集です。 講演会場での臨場感あふれる言葉の中に、生きてゆくヒントをたくさん見つけることでしょう。

依存症, 息子

Posted by iff