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2005年10月31日

男なんて大嫌いです(声)

◇41才女性

image051031_1.jpg 斉藤先生、こんにちは。
 過食嘔吐のことではなく、男性不信について、どうしても処理できない経験があります。オープンカウンセリングで話すことができないので、メールで話させてください。ご迷惑でしたらすみません。

 高校3年生のときのことです。東京の大学を受験することに決めて大学の近くで模試を受けたあと、9時の最終新幹線に乗りました。禁煙車両はほとんど人が乗っていなくて、私は真ん中くらいの窓際の席に座ったと思います。

 横浜でビジネスマン風の背広に身を包んだおじさんが乗ってきました。席はたくさん空いているのに、なぜか私の横に座ったのです。一見まじめそうな人でしたが、息が荒かったので疲れているのかな、くらいに思っていました。
 ところが、しばらくして息が聞こえなくなったころ、突然スーツケースの下から手をしのばせてきて、私の下着の中に手を入れて、大切な部分をかき回されたのです!
 私は頭の中が真っ白になって、声を出すことすらできませんでした。ただ涙があふれでてきて、心の中で「助けて〜!助けて〜!」と叫んでいました。
 そのおじさんはびっくりして「ごめん…」といって[地名]で電車を飛び降りました。私はひくひく泣き続けた後、[地名]に着くなり、母に電話をかけて駅まで迎えに来てもらいました。
 今まで一度も抱きしめてもらったことのない母でしたが、そのとき初めてぎゅっと抱きしめてくれたのを憶えています。私は花畑の編みこみをしたお気に入りのセーターを着ていましたが、そのセーターは帰ってすぐハサミでずたずたに引き裂きました。

 その後、男性に関しては嫌な思い出ばかりです。大学一年のとき住んでいた学生会館に無理やり入ってきた同級生、コンパが終わった後(夜11時過ぎ)バスにひきこんで下宿に連れて行った男性、痩せて旅先で放浪しているとき、ホテルの部屋に入ってきた2人組の男…。そして、病院で私をぞんざいに扱った医者や看護士たち…。
 勉強のための合宿で一番尊敬していた先輩が、酔っ払って女性の品定めを始めたときはもう唖然としてしまいました。

 私は多分、男の人を求めながら、心の底では男性を憎み、疎ましく感じているのだと思います。お酒に酔っ払って殴って、女を商品として扱う…男なんて、そんなもんなんだ、結婚したら不幸になるだけだ…どこかにそんな気持ちがあります。本当は男なんて大嫌いです。

 私は父から身体的暴力を受けていましたが、性虐待を受けたことはありません。
 家庭では「性」に関して口にすることさえタブー視されていました。私は性に関しては普通の人よりずっと遅れていた(今も)と思います。

 高校時代は同じ部活の男の人とお付き合いしていたのですが、電話がかかってくると必ず父が出て怒鳴り散らして切ってしまう、だから相手の人も次第に遠ざかっていきました。幼なじみでも、女の子は取り次いでくれるのに、なぜか男性からかかってきた電話はきってしまう。
 だからいつも「A子の家には怖くて電話をかけることができない。」といわれていました。(姉は勉強に没頭していて男女交際など全く関心がないという様子でしたので、姉にかかってきた電話は普通に取り次いでいたのです。)

 母にはとっくに見切りをつけているし、過食嘔吐を手放して誰かと親密な関係を結びたいという願望もあります。でも、心のどこかに男の人は危険だ、近づかないほうがいい、という気持ちがあります。
 捨てたいのに、母も、過食嘔吐も、手放すことができません。
 夜の外出もできません。お酒のにおいがする電車に乗るだけで吐き気をもよおしてしまうからです。
 やはり、私は重症だと思います。でもどうすることもできないのです。

2005年10月31日 11:27:[←ブログメインに戻る]←IFFトップページへ][↑ページ上端へ