西尾和美メッセージ(2012年8月)

秋の訪日が近づいてきました。近況をお知らせいたします。

まず、私の最新の本「リフレーム:一瞬で変化を起こすカウンセリングの技術」(大和書房)が、発刊されました。
カバーの猫ちゃんの写真が気に入っています。IFFでも手に入るようにできたらと思っています。

この本は、私が非常に大切だと思っている、リフレーム の仕方を書いたものです。
専門家であるカウンセラーや、臨床心理士などの援助者だけでなく、一般のかたの人間関係や、自分との関係にも役に立つと思います。
1回読むだけでなく、常に手元に置いてスキルを練習してください。

リフレームと言うのは、否定的な考えの枠組みを変えて、肯定的なもにする事によって、自分の思考、感情、行動を健全なものにしていくスキルです。
自分と相手の中に隠れているポジティブなパワーを引き出す技術です。
物事の見方がポジティブに変われば、とる行動もポジティブなものになります。

私は、アメリカに住んでおり、日本には年に1回来て、2ヶ月程しか滞在しません。そのため個人カウンセリングは1回だけしかできない場合が殆どです。
そこで1回でも効果があるカウンセリングを考える必要がありました。
これがきっかけとなり、瞬時に変化を起こす可能性のあるリフレームの仕方を工夫する事にしたのです。

リフレームをする能力は誰でもが持っているものですから、何回か練習するうちに、必ず上達すると思います。
そして使えるようになった時、そのパワーに驚く事でしょう。
皆さん自身の人生がポジティブなものになり、周りの人との人間関係が健全なものになる事を願って書きました。

2012年訪日スケジュール

・9月29日、30日に、アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院(AIU/CSPP)の公開講座で、「トラウマの理解と心理療法、リフレーム」という題で、リフレームの仕方についてもお話しします。
一般の方も参加できると思いますので、東京サテライトキャンパスの方に問い合わせください。
なおこの講座は、認定リプロセスカウンセラーになりたい方の必要条件の一つとしても認定されています。

カリフォルニア臨床心理大学院修士課程、東京サテライトキャンパスは、斎藤学先生と、私が創立に関わった大学院です。
今年で10周年になりますが、実際におこっている家族やコミュニティーの問題に対処できる実力のあるカウンセラーを育てるのが目的で創立いたしました。
この分野で貢献したいと言う意欲のある方は、より良いカウンセリングを、本当に困っている人達に、提供できるよう是非一緒に学習していきましょう。
学校説明会などについて、ホームページ をご覧ください。

・9月9日に、アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院(AIU/CSPP)の、お茶の水新校舎で、大学院開校10周年記念シンポジウムが行われます。
アメリカから、コックス総長、サモンズ学長、そして創始者の一人であるポーター教授が来日し、私も含めてパネルディスカッションがあります。
第二部は、孤独死と臨床心理について、第三部は、発達障害と臨床心理について、斉藤学先生などのシンポジウムがあります。
もう満員になっているかもしれませんが、できましたら、無料ですので、是非ご参加ください。

この秋の訪日は、9月6日から10月24日までです。以下に簡単に、イベントのハイライトを述 べておきます。

・9月22日の、IFFにおける第7回日本家族と子どもセラピスト学会では、教育講演として、斎藤学先生と私の、スーパービジョンがあります。
心理、教育、福祉、社会学、医学、看護学など、幅広い専門家のご参加をお待ちしています。

・9月23日の日本家族と子どもセラピスト学会の公開対談が、星陵会館で行われます。
第一部は、「夫婦と言う幻想」で、池内ひろ美と斎藤学、第二部は「母と娘の葛藤」で、村山由佳と斎藤学との対談です。
専門家も一般の方も参加できます。

・IFFでのいろいろなリプロセスリトリートや、西尾リプロセス協会主催のリプロセスリトリートと認定リプロ セスカウンセラー・トレイニングや、サヤサヤ主催の分杭峠リプロセスリトリート(saya3@sa6.gyao.ne.jp ファックス03-6806-8685)や、KAPS主催の神戸リプロセスリトリート(kapskansai@gmail.com)などへも是非ご参加ください。

・特に私が力を入れているのは、これから私の訪日が少なくなるので、できるだけ、トラウマの心理療法ができる、力のある認定リプロセスカウンセラーを育てる事です。興味のある方は、西尾リプロセス協会のホームページで、資格条件をご覧ください。

日本でお会いできるのを楽しみにしています。

西尾和美

Posted by nishio