西尾和美メッセージ(2006年4月)

訪日の時期が近づいてきました。北カリフォルニア州はこのところ雨が多く、カリフォルニアには似合わない雨や曇り空が続いています。天気予報では、今週の末には抜けるような青空が戻ってくると言うことなので待ちわびています。

訪日の準備のためあわただしい毎日ですが、それでもヘルス・クラブで、筋肉トレ-ニングやヨガ、ピラテス、アフリカン・ダンスなどに参加して体調を整えています。今回の訪日は、5月1日から31日までです。5月1日の夜東京に到着いたします。

5月3日(祝)と4日(祝)に、「災害メンタル・ヘルス支援」の研修講座を日本女子大学で行います。これは、主に臨床心理専門家や学生のためのものですが、災害メンタル・ヘルスに興味のある一般の方も参加可能です。いろいろな人災(大きな事故や、自殺、他殺、テロなど)や天災(水害、火事、地震、土砂崩れなど)が頻繁に起こっていますので、どのように対処したらよいかを知っておくことは大切だと思います。
問い合わせは、ファミリー&チャイルド研究会までお願いいたします。詳しいスケジュールは、私のホームページをご覧ください。なお、関西テレビの取材が入るかもしれませんのでご了承ください。

5月3日の夜には、アライアント国際大学(AIU)/カリフォルニア臨床心理学大学院(CSPP)のアラムナイ・アソシエーション(同窓会)の設立総会が、日本女子大学で「災害メンタル・ヘルス支援」の研修講座のすぐ後5pmに行われます。
その後レストランで同窓会が予定されています。第一期生の修了生の皆さん、是非出席してください。日本プログラム終了後も、皆でサポートしあって社会への貢献を考えていきましょう。

5月5日(祝)と6日(土)は、第一回「日本家族と子どもセラピスト学会」の大会が、新宿住友ビル47階、スカイホールで行われます。私が学会の理事長を務め、斎藤先生が大会長を務めてくださいます。5月5日は、臨床心理学関係の専門家向けで、斎藤学先生の基調講演や一般演題の発表があります。5月6日は、一般の方も歓迎で、「少子社会における家族と家族療法―ナラティブと家族」という公開シンポジウムがあります。上智大学教授のミュリエル・ジョリヴェ、東京学芸大学の野口裕二、斎藤先生と私のシンポジウムです。斎藤先生のお話はいつ聞いても視点が面白いので、是非たくさんの人に来ていただきたいと思います。
問い合わせは, JAFACT ( jafact@iff.co.jp ) までお願いいたします。学会のホームページは、https://www.iff.or.jp/jafact/  です。

5月10日(水)は、IFFの麻布教育センターで、「女性のためのトラウマ講座」が3:00pm~8:30pmまで行われます。今回は、夜2日間ではなく1日で行います。子どものとき、身体的、精神的、性的なアビューズを受けたり、パートナーからの暴力を受けたりして、トラウマを受けたことのある女性の方のためのワークショップと講義です。女性だけのグループですので、安心して癒しに専念できるかもしれません。

5月14日(日)は福岡でのIFF主催のワンデー・ワークショップがあります。東京に来るには遠過ぎて、参加するチャンスが無い方は、是非この機会にリプロセスのグループ・ワークを経験していただきたいと思います。男女混合のグループでのトラウマの癒しのワークです。福岡は、お魚もおいしいし楽しみにしています。

5月20日(土)、21日(日)はIFF主催の2-Dayワークショップが、麻布教育センターであります。今年は、清里のリプロセス・リトリートが春も秋も無いので、是非この2-Dayワークショップにいらっしてください。いろいろなワークで、トラウマの癒しをしていきます。

5月26日(金)~28(日)は、SayaSaya主催の石垣島ワークショップが、沖縄の石垣島であります。真っ青な海と開放感のある石垣島へ、観光もかねていらっしゃいませんか?なるべく楽しいワークを取り入れたワークショップにしたいと思います。(Tel.03-3800-4380)

5月29日は文京学園大学の生涯学習センターで、6:30pm~8:30pmに、人間関係を良くする講座が開かれます。毎回少しずつ新しいことを教えるつもりですので、何回出席されてもかまいません。(Tel.03-5684-4816)

アライアント国際大学(Alliant International UniversityーAIU)/カリフォルニア臨床心理学大学院(California School of Professional PsychologyーCSPP)修士日本プログラムの第二次募集が始まりましたのでお知らせしておきます。
出願期間は2006年4月10日~6月2日です。一次選考は書類審査で、パスした人の二次選考は6月18日で、面接と小論文テストがあります。

この臨床心理学大学院は、家族機能研究所の斎藤学先生と、私とで、5年前に日本で設立したプログラムです。アメリカで最も早く、実際にサイコセラピーができる臨床心理専門家を育てるためにできた専門大学院のプログラムを日本に持ってきたものです。

AIU/CSPPはアメリカでは、ほかのプログラムの原型として尊敬され、米国西部大学院協会(WASC)とアメリカ心理学会(APA)から認定されている定評のある大学院です。この二つの機関から認定されていれば、全米中で、スタンダードが高い大学院として認められます。

ほかの認定されていない大学院でしたら、もっと早く簡単に設立できましたが、どうしてもアメリカでリーダー的役割を果たしているこの専門大学院を、日本に持ってきたかったため、準備に10年以上かかりました。やっと実現し、昨年、第一期生修了生が世の中に送り出されました。とても優秀な方々で、もうすでに、社会で大きく貢献しています。入学してきた時と終了した時の、その自信の差は目を見張るものがあります。

新しいプログラムのため、チャレンジも多いことは避けられませんが、修了生の皆さんは、自分で開拓をしていくアメリカ的な開拓精神が身についたと思います。

このほど、新しく、アメリカ本校に非常に優れた総長(Dr.Cox)と、国際プログラムをつかさどる副総長(Mr.Barber)が就任し、日本プログラムにも、有能なディレクター(Dr.本間)が就任いたしました。Dr.Coxは、シカゴ大学で、財政の責任者を務め、スタンフォード大学で、副総長をしていた行動力のある方です。Mr.Barberは、ハーバード大学でライシャワーに学び、クリントン大統領から任命されて、日本のアメリカ大使館に外交官として勤めていた方です。本間先生は、サンフランシスコ郡の精神衛生局の局長を勤めた有能な方です。こうした実力のあるリーダーの下でこのプログラムは、今までにまして大きく飛躍することと信じています。

仕事を持っている方でも学習ができるようにプログラムは組まれていますが、オンライン授業、クラスでの授業、実際の病院やクリニックなどでの実習、アメリカ研修などが含まれています。

唯一つのセラピーの流派で、全ての問題に対処することは不可能です。そのため、このプログラムでは、いろいろな流派や治療法を教えていきます。日本の社会で、実際に起こっている家族と子どもの問題に対処できる実力のある臨床専門家を育てると言うビジョンを求め、初心に戻ってプログラムの改善に努力をしていくつもりです。

私は、臨床心理面接特論の一部を担当し、家族内で起こるドメスティック・バイオレンスや、子どもの虐待などのトラウマの治療法を教えるつもりです。臨床心理学先進国であるアメリカの最新の知識やスキルを、日本の社会にあった形で、お届けしたいと思っています。

私たちのビジョンに同感し、実際にカウンセリングやサイコセラピーが効果的にできる実力のある精神療法家になりたいと思っていらっしゃる方、この大学院で、是非一緒に勉強していきましょう。

大学を卒業している方なら、学部は問いません。学部での成績やテストよりも、本当にやりたいと思っている熱意のあるパイオニアを求めています。

では、皆さん、5月に日本のどこかのワークショップや講座でお会いするのを楽しみにしています。

カウンセリングルーム
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Posted by nishio