西尾和美メッセージ(2004年2月)

日本の皆様お元気ですか?
昨年の8月にメッセージを送ってからもう半年が過ぎました。私が住むヒ-ルズバーグでは、水仙やボケやミモザが咲きほこりほのかな香りを私のオフィスにおくってくれます。

イラク戦争は終結しましたが、まだまだ治安が回復されておらず危険な状態が続いています。アメリカは、今年は大統領選挙でこれからかなりな選挙運動が繰り広げられることでしょう。赤字経済なのにどうしてこれほどアメリカ人は、将来のことを考えないのかと時々不思議に思うこともあります。

先週日本から2週間の滞在を終えてカリフォルニアに帰ってきました。日本サイコセラピー学会でのワークショップや、AIU/CSPP-臨床心理学修士日本プログラムでの授業のための訪日でした。

AIU/CSPP-日本プログラムもこれで2年目を迎えています。2年生と1年生との実力の差は著しく、1年間訓練をすればこれほどまでに向上するものだということを実感しています。いろいろ苦労はありましたがこの大学院を斉藤先生と共に創立したかいがあったと心から感じています。必ず実力のあるものがクライアントに受け入れられていくものと確信しています。実践力を重要視するこのプログラムに入学したい方は是非挑戦してみてください。まったく臨床心理の経験がない人は、ボランティアをしたり、ワークショップに出たり、臨床心理の基礎知識を本で勉強しておくのがよいと思います。簡単な小論文が読める程度の英語力もあったほうが良いでしょう。アメリカ型のクラスは、講師が学生の前で講義をして知識を与えるというのではなく、自主学習で知識を得てクラスでディスカッションをするものが多く、自発性と努力が必要です。これからの日本の臨床心理分野で仲間としてやっていける方がたくさん増えることを願っています。願書の受付の締め切りは4月10日です。

今回の訪日の間、二日間の夜の女性のためのトラウマ講座もすることができました。キャンセル待ちになるほどたくさんの皆さんが参加してくださいました。どんどん自分の心の傷の癒しや自己の成長に関心を持っている人が出てきていることを力強く思っています。

慢性的な心の傷は、人間関係の中でつけられたものが多く、回復も人間関係の中でなされるものだと思います。最近の研究では心の傷は脳の理解力だけではなく体や感覚、感情をつかさどる脳の部分にも悪影響があることが解ってきています。したがって、癒しは、体の部分から感情の部分、そして理解や認識の部分へと進んでいくのが効果的だと考えられます。

4月の終わりに又1ヶ月ほど日本に参ります。以下が大体の予定です。

4/29 日本着
5/1~4 AIU/CSPP-日本プログラム講座
5/9 1デイワークショップ
in 仙台(IFF主催)
5/15 三重県講演(三重県立心の医療センター)(完売)
5/16 AIU/CSPP面接試験
5/21~23 沖縄の宮古での楽しいワークショップ
(SayaSaya主催。Tel.090-4051-3574)
5/26~27 トラウマを受けた女性のための心のケア(IFF主催)
5/29~30 2デイワークショップ
in 麻布(IFF主催)
5/31 文京学園での「自分と自分の人間関係を癒すカウンセリング講座」
(Tel.03-5684-4816)
6/2 日本発
カウンセリングルーム
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Posted by nishio