2010年08月31日

国連傍聴ツアーに行ってきました!(5)

100831.jpg そうやって、子どもたちが迷い、考え、身を削りながら、力を振り絞って臨んだプレゼンテーションなのですから、国連の委員の方々の胸を強く打たないわけがありません。

 しかも、彼・彼女らのメッセージの核心は見事に一致していたのです。それは、「ひとりぼっちにしないで!」ということでした。

 立場も、考え方も、体験も、何一つ一緒ではない8人。
 すでに書いたように取り上げたエピソードだって、もちろん全部違います。ある子は両親に向けて、ある子は教師(学校)に向けて、またある子は人との関係性を奪う競争的な社会と制度を肯定しているあらゆるおとなに向けて、のメッセージだったのに、訴えたいことの中心はまったく同じだったのです。

※写真は政府報告書審査が行われたパレ・ウィルソンの玄関ホールから議場へ向かう通路

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投稿者 iff : 10:21

2010年08月23日

国連傍聴ツアーに行ってきました!(4)

image100823.jpgそして「周りにバカと言われる学校に通っている劣等感を持っていた」というDさんは、「このまま(劣等生)でいい」という思いと「競争に戻ってみんなに勝たなければ」という矛盾した思いを紛らわせようと「明るいバカというキャラを演じて友達と合わせてきたけれど、それが高じて自分がどんどん希薄になっていき、自分が分からなくなった」と言い、本当の自分を見せられない毎日について語りました。

また、「家庭の経済事情で進学の幅が狭められているにも関わらず、受験競争に失敗すれば人生はやり直しが利かなくなる」と発言したEさんは、「一人ひとりが持っているさまざまな疑問や不安(略)を先生や子どもたち同士で、安心して話し合い、考え、活動する環境が欲しいのです。(略)私が望んでいること、それはどんな子どもでも一個人として認めて欲しいということです」と述べました。

さらにFさんは「自由に議論しなさい」と言いながら、先生の望むこと、すなわちおとなの都合に合わせて行くことを学ぶ場でしかなかった学校での体験を語り、そんな日常の中で自分の意見を持つことが出来なくなってしまった同級生の中から「共感してくれる友達を探すのにとても時間がかかった。生徒会として動こうとすればするほど、学校にいい顔をする『いい子』と決めつけられた。自分の意見を持つほど、学校では孤立する」と言いました。

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投稿者 iff : 11:51

2010年08月11日

国連傍聴ツアーに行ってきました!(3)

 それからもうひとつ、委員の方々に大きなインパクトを与えたものがあります。
 本審査前日の26日に行われた「子どもの声を国連に届けるプロジェクト」(「届ける会」)の8人の子どもたちが行ったプレゼンテーションです。

国連にインパクトを与えた子どもたちのプレゼン

100811.jpg 実は今回、子どものプレゼンテーションの日時や場所も、同席できるおとなの人数も、本審査同様、最後まで確定しませんでした。

 しかし、傍聴ツアー出発直前になって「本当にプレゼンテーションができるのか?」というような情報がもれ聞こえる中、子どもたちはただ黙々と、プレゼンに向けての準備をしていました。

 前回からの恒例である「恐怖の直前英語合宿」は、出発二日前から成田空港近く(ということは、周囲には何もないような場所)の素泊まり宿で夜を徹して行われました。聞こえるのは念仏のような仲間が発する英語だけ。ある子ども曰く「あまりにも英語ばっかり繰り返していたので日本語までろれつが回らなくなった」というほどです。

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投稿者 iff : 17:11

2010年07月22日

国連傍聴ツアーに行ってきました!(2)

image100722.jpg のっけから脱線してしまいましたが本筋にもどし、そろそろ国連の話をしましょう。

 前回「国連側の事情で入場制限があった」と書きましたが、まずこれが大変でした。子どもの権利条約のための国連NGO・DCI日本の代表や事務局長が10日間も、ほとんど寝ずにやりとりを交わし、それでも頑なに「入場者数を制限する」と引かなかった国連側。

 最終的には当日の朝、雨が降る中を最後の交渉をして、交代制で入ることになったのですが、こんなことは初めてです。
 過去2回の傍聴のときはまったく問題にならないことでした。

 事務局長いわく「子どもの権利条約についてだけでなく、あらゆる条約関連での国連事務局(委員会ではない)のNGOへの対応が変わってきている」とのことですが、平和の象徴である国連なのですから、あらゆる人に対してオープンであって欲しいものです。

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投稿者 iff : 17:11

2010年07月15日

国連傍聴ツアーに行ってきました!(1)

100715_2.jpg 5月27、28日にスイスのジュネーブにある国連で開かれた子どもの権利条約に基づく第三回日本政府報告書審査の傍聴に行ってきました!
 もちろん、「子どもの声を国連に届けるプロジェクト」(略称「届ける会」)の子どもたちも一緒です。

 第二回目のときとは異なり、国連側の事情で入場制限が行われたため、ずーっと審査を傍聴するという「国連三昧」とは行きませんでした。
 でも、フリーな時間が多かったため、ヨーロッパアルプスの最高峰・モンブラン(フランス)まで足を延ばしたり、ジュネーブ市街を散策して、宗教改革の旗手・ジャン・カルヴァンで有名なサンピール大聖堂で敬虔な雰囲気を味わったりすることができました。

 国連審査が終わったあとは、オプショナルツアーにも参加。わずかな日程ではありましたが「食文化から豊かな暮らしを考えるトスカーナスローフードコース」で選んだイタリアも訪問。
 めまぐるしいほど忙しいスケジュールではありましたが、ヨーロッパのゆったりした時間を体一杯に浴び、気分的にはかなりのんびり。命の洗濯ができました。

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投稿者 iff : 10:45

2010年06月28日

本音とたてまえ、オモテとウラ(7)

 進む学力低下、増える子どもの問題行動、ぬぐえない学校(教師)不信のスパイラルの...続きを読む "本音とたてまえ、オモテとウラ(7)"

投稿者 iff : 11:55

本音とたてまえ、オモテとウラ(6)

 「ゆとり教育」の見直しに拍車がかかったのは、教育「改革」に熱心な安倍晋三元首相...続きを読む "本音とたてまえ、オモテとウラ(6)"

投稿者 iff : 11:51

2010年06月18日

本音とたてまえ、オモテとウラ(5)

 教育熱心で、学校以外に勉強の場を確保できるような親がいる子どもの学力は上がり、...続きを読む "本音とたてまえ、オモテとウラ(5)"

投稿者 iff : 15:48

2010年06月07日

本音とたてまえ、オモテとウラ(4)

「ゆとり教育」になったことで、教師は「以前と同じ内容を短時間で、しかも子どもの実...続きを読む "本音とたてまえ、オモテとウラ(4)"

投稿者 iff : 13:15

2010年05月24日

本音とたてまえ、オモテとウラ(3)

 教科内容の削減(いわゆる教科書の3割削減)も本当の「ゆとり」にはつながりません...続きを読む "本音とたてまえ、オモテとウラ(3)"

投稿者 iff : 17:49

2010年05月20日

本音とたてまえ、オモテとウラ(2)

 そもそも「ゆとり教育」は、子どもにゆとりある学びを保障するためにスタートしたも...続きを読む "本音とたてまえ、オモテとウラ(2)"

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2010年05月14日

本音とたてまえ、オモテとウラ(1)

 耳ざわりのいい言葉やフレーズを聞くと、ついつい「それってほんと?」と、真意を疑...続きを読む "本音とたてまえ、オモテとウラ(1)"

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2010年05月06日

『子ども報告書』ができました!(7)

 なぜ、子どもたちがそんなにも孤独なのか。総論は、こんなふうに書いています。 「...続きを読む "『子ども報告書』ができました!(7)"

投稿者 iff : 15:25

2010年04月26日

『子ども報告書』ができました!(6)

 本当は、『届ける会News Letter』に掲載された報告書をすべて読んでいた...続きを読む "『子ども報告書』ができました!(6)"

投稿者 iff : 18:23

2010年04月16日

『子ども報告書』ができました!(5)

 それから、今回の『子ども報告書』のもうひとつの大きな特徴。それが「母的環境」(...続きを読む "『子ども報告書』ができました!(5)"

投稿者 iff : 16:55