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2008年10月16日

地域の再生と地域猫(4)

 毎日、出勤前と帰宅時にご飯をあげていたOLさん姉妹は、土日になると自転車を飛ばして近所を探して歩きました。日々の寝床を提供していた美容院の人たちは空き家やビルの隙間を捜索。
 いつも美容院に来ていたあるお客さんは、「遠くで見かけたこともあるから」と、半径1キロ以内を探して歩きました。
 美容院の経営者は、「遠くに連れて行かれたかもしれないから・・・」と、休みの日に車で、野良猫が多いと評判の公園や河川敷なども見に行きました。

 割烹屋さんの板前さんが「隣駅のスーパーの駐車場で似た猫を見た」との情報が入り、一縷の望みをかけて私も探しに行きました。

 それ以外にも相変わらず大勢の人が、美容院のドアを開けては「ミーちゃん、見つかった?」と声をかけて行きました。

 いつもミーちゃんと会うことが楽しみで母親と一緒に美容院に来ていたという幼稚園の子は、

「だれかに連れて行かれちゃったのかな? 猫は意地悪すると化けて出るっていうから、そういうことした人は怖い目に遭うよ」

 と泣いていたとか。

===
写真が届いた!

 そんなことが続いていたある日、とある男性が美容院のドアを叩きました。

「これ、よかったら使ってください」
 
 そう言って、ミーちゃんの写真をCDに入れて置いて行ってくれたのです。
 もちろん、それまで美容院に来たことがあるわけでもない、まったく見ず知らずの間柄でした。

 男性が訪ねて来た日は日曜日。「平日は早朝から仕事に行ってしまうため、なかなかお店が開いている時間に届けられませんでした」と、わざわざ休みの日に届けてくれたのです。

 そのうちの1枚が、前にこのブログに掲載されていた写真です。

写真入りのポスターを作成

 すぐにポスターをつくり直し、今度は写真入りのものを貼りました。近所にも配りました。
 さらにインターネットの「迷子猫サイト」にも登録しました。

 すると、もっと多くの人からも反響がありました。
「うちのお店にも貼ってあげる」と言うスナックや料理屋さん。
「児童館に貼らせてもらえないか聞いてみる」と言ってくれた主婦。
「自治会の集まりで配りたいからたくさんチラシが欲しい」と電話をかけてきてくれた美容院のお客さん。

 ・・・それこそ挙げればキリがないほどの人たちが、毎日毎日、ミーちゃんを見つけるために奮闘していました。

 私も「ポスターが欲しい」と言う人がいるたびに、メールやファックスで送ったりました。

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投稿者 iff : 2008年10月16日 13:51

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