
日本でも、アメリカや欧州諸国と同じようにではありませんが、カウンセリングが随分と日常に近づいてきました。
重い悩みを持っていなくても、ちょっとしたかかりつけ医のようにカウンセリング・ルームの門を叩くことが出来るようになってきました。
しかし、まだまだ自分の悩みを、
などと考えてしまい、問題を外に出さず一人で抱えてしまうことが多くなってしまいがちです。
問題を一人で抱えてしまうとストレスが増大し、そのまま放置しておくと適応障害や、身体的疾患へとつながってしまうこともあります。
たいしたことがない、単なるストレスだと考えている気持ちの上でのストレスが、大きな問題になっていくことがあるのです。
また、「一人で問題を解決しなければ」とあがくものの問題がこじれてしまい、長期化したり、重大な問題に発展する可能性も増してしまいます。
そのため、誰かに話をじっくり聴いてもらい、的確なアドバイスをもらうことが必要になってきます。
まず、これまで人に自分のことを相談する習慣が少ないために、自分が現在悩んでいる問題を誰にどのように伝えたら良いのかが分からないことがあります。
このように慣れていない人が、自分の問題を打ち明けるときに伝えるべき相手を間違えてしまうと、求めていた反応とはまったく違った反応が返ってくるなどして、かえって傷ついてしまうという事も起こります。
また、問題の渦中にいるときには、安心や安全を提供してくれる的確な相手を選びにくいような心のフィルターが勝手に働いてしまうこともあり、そのような危険は増しやすくなります。
そうすると、「二度と同じ過ちをしない」と心に誓い、また問題を自分で抱えるようになってしまうという悪循環に取り込まれてしまいます。
また、的確な相手を選んだとしても、自分が感じていること思っていることをうまく伝えることができず、相手に理解されないで傷ついてしまうケースも多くあります。
ただでさえ自分の内面を言葉にすることは難しいものですが、困っている事柄に関してはさらに難しさは増します。
そして、相談される側も、自分が相談する経験が少なかったり、本当に深い人の思いを聞くことに慣れておらず、「どのように話を聞いたらよいのか」分からないことがあります。
そうすると、相手の話を中途半端に聞き流したり、適当にアドバイスをしたりして結局相手に失望感を与えてしまったり、あるいは真剣に聞くもののどうして良いのか分からず、その人も受けた相談を自分の問題として抱えてしまうなど、困った結果なってしまうのです。
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