カウンセリングの進め方(2/5)

2)家族を把握することの大切さ

家族構成症状を理解する上で、皆様がどのような環境、家族構成で育ってきたかは大変重要なポイントとなってきます。

家族歴、家族構成をお聞きすることは、皆様御自身を立体的に理解することにもつながります。

なぜなら人は決して一人の経験のみで構成されるわけではなく、多くの人間、集団とのかかわりのなかでの体験、経験の歴史から構成されているからです。

多くの人の場合、幼少時よりの生育環境も現在の人格形成に一定の影響を与えています。その為、人を構成する集団の単位の基本である「家族」を理解することが重要になってくるわけです。

まず家族歴を聴取する上で最初にお聞きすることは、「ジェノグラム(家族図)」を作成するための情報集めです。
基本的には現在お悩みを抱えている皆様から2親等(祖父母)までさかのぼって親族構成を聞いています。そのことにより親族に共通する遺伝的な要因が発見できることもありますし、親族のなかでアルコールその他の緒問題などがありましたら、親族のおかれている環境を理解することが可能となります。

次に皆様のご両親の特徴を聞いていきます。ご両親がどのような人柄、性格なのか。家族の中でどのような役割を担っているのか。子供に対してはどのような親だったのか。結婚は恋愛結婚か、お見合い結婚かを知ることも家族を知る上で重要な手がかりとなってきます。

また、ご両親のことをお聞きする際には、必要に応じてご両親の小さい頃のお話もお聞きします。
不思議なことですが、ご両親の小さい頃の経験、体験と皆様の経験、体験は似ていることがありますし、ご両親がその両親から受けてきたしつけ、子供の育て方が、現在に反映していることも多く見られることです。

第一子にはそれなりに、第二子にはそのように、そして末子にはそれなりの性格傾向があるとも言われます。兄弟が何人いて、自分の出生順位が何番目で・・・ということによって皆様の小さい頃の家庭の中における位置が見えてきます。

以上のように、家族歴をお聞きすることはカウンセリングの重要な一部分であるといえます。
これらの情報を総合することで、現在の状況はより明らかになっていきますし、問題状況に至った背景も含めて対応を探る糸口を示してくれます。

特に家族病理を考えた時には、家族歴なしにはカウンセリングが難しいとも言えるでしょう。

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