ひきこもり(3/5相談事例1)

母親の変化が家族全体の変化に

相談者は、

  • 不登校の2人の娘
  • 娘達の問題に逃げ腰で、都合が悪くなると怒るか黙るというご主人、

を家族に持つ母親でした。

ドア長女は、日に数回の過呼吸発作を起こし、情緒も非常に不安定で切れやすく、父親との口論もたえませんでした。

次女は、対人緊張がとても強く、不安と恐怖で外出や入浴が出来ず、母親に対してのみ感情を爆発させていました。

相談者(母親)自身は、娘達の問題に夫婦が協力して取り組むことが必要だと感じてはいるものの、なかなかそれが上手くいかず、一人で家族中の問題を背負ったまま途方に暮れているようでした。

相談開始当初は、娘達が大変だということや、非協力的な夫への不満や不信感を語っていた相談者ですが、回を重ねていくうちに、娘達の問題を自分のことに引き寄せて

「私と母の関係を、子供と私の間で再演しているようだ」

と語るようになっていきました。

また、夫と相談者は違う存在だということや、夫も彼なりに精一杯しているが思うようにいかず歯がゆさを感じているのだ、といったことに気付いていくにつれ、

「夫への労わりの気持ちがふっと出てくる。この人大丈夫かも、と時々思える」

ようになっていき、切迫感が消えていきました。

このような相談者自身の変化に呼応するかのように、夫からもイライラした様子が見られなくなり、夫婦双方が落ち着いて話し合いができるようになりました。すると、娘達もその変化を敏感に察知し、

「お父さんが変わった。お父さんらしくなった。」

と口にし、家庭内で父親と娘達が言葉を交わし、同じ空間を共有するシーンが増えてきました。

一方、相談者自身は家庭外での活動を開始したり、夫と二人で小旅行に出かけたりするようになり、残された姉妹は、買い物や食事作りなどをケンカしながらも何とかこなすようになりました。

「長女は希望校に合格し、友人もできて元気に通学し始めた。次女は決して調子が完全にいいとは言えないが、それでも以前に比べて自分の感情を自分で処理できるようになっていて、落ち着いている。また、メル友ができて、自分のことを相談しているようだ。これからは何とか自分達でやれそうなので、何かあったらまた電話することにします」

という相談者の言葉を受けて、この相談は約1年後に終結となりました。


※相談内容につきましては、ご本人の了解を頂いた上で、個人の特定ができないよう改変を加えさせて頂いております

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