境界性パーソナリティ障害(BPD)ご家族や周囲の方へ(1/2)

家族や周囲の方の心理状態

  • 「どうしてわからなかったのだろう?」
  • 「自分たちに何かできることがあったのではないか?」という自責感
  • 「この先、私たちはどうなっていくのだろう?」という不安感
  • 「もうやってあげられることはないのではないか」という無力感
  • 「どうしてこんな行動をし続けるんだ」という怒り

をお感じではありませんか?

『境界性パーソナリティ障害』の方と接すると、ご家族や周囲の方は強い情緒的混乱を感じます。

たとえば、Aさんのケース

母Aさんは、10代後半の女の子を持つお母さんです。
高校に進学した娘さんがだんだんと学校に通わなくなり、見かねて「ちゃんと学校に行きなさい!」と叱ったところ、自分の目の前でリストカットをし、初めて娘さんに起きていたことを知りました。

中学の頃から幾つかの自傷行為があることもわかりました。
病院へ連れて行き娘さんの治療が始まりましたが、その後も娘さんの自傷行為は止まらず、大量服薬をして入院することもありました。

疲れているAさんを見て娘さんの主治医がAさん自身のカウンセリングを勧め来室されました。初回の面接でAさんは、「私の育て方が悪かったんです」「気づかなかった私はひどい母親です」と自分を責め、「もうどう接していいか、何が正しいのかわからないんです」と涙ながらにこれまでのことを一気に語られました。

Bさんのケース

母Bさんは、30代半ばの会社員です。
結婚して10年になる妻と5歳の娘と2歳の息子がいます。

結婚してから、妻が怒りだすと何時間も怒りが収まらないことを知りました。
当初は自分が朝まで話を聞き、なんとか2人でやっていたのですが、子どもが産まれてからはそうもいかなくなりました。
Bさんは子どもの世話と仕事の両立で一杯になり、妻はより自分の感情が抑えられず泣いたり叫んだり、自殺のそぶりをするようになりました。

Bさんは妻の両親にも相談する中で、『境界性パーソナリティ障害』という言葉を知り、妻にとても当てはまっていたので、原因が分かった気がしてほっとしました。
しかし同時に「これからどうすればいいのか」、「もう自分には何もできない」と今後の不安が出てきました。妻に病院を勧めたところ、「私を病気にするのか!」と怒り出され大変なことになりました。

途方にくれたBさんは“なんとか出口を見つけたい”とまずは自分がカウンセリングを受けてみることにしました。

当相談室には、境界性パーソナリティ障害のご本人のみならず、ご家族や周囲の方々も多くご来室頂いています。

ご本人や医師から、『境界性パーソナリティ障害』との診断を聞き、分かっていてご相談にいらっしゃるご家族もあれば、「一体何が起こっているのだろう?」「本人の言うとおりうつ病なのだろうか?」「娘はなぜ私たちを責め続けるのか?」などと長い間悩み苦しんだ末、インターネットやテレビなどで『境界性パーソナリティ障害』という言葉を知り、「それではないのか?」ということを確かめたくご来室されるご家族も多いです。

いずれにしてもご家族はひどく混乱されています。
長い間『境界性パーソナリティ障害』についての知識が得られなく、ご家族のみで悩みながら対応された結果、精神的にも経済的にも追いつめられ、家族としての機能が崩壊してしまっているケースもあります。
ご自身が精神的にも限界の状態で、本来のお力を失われていらっしゃるのです。

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