境界性パーソナリティ障害(BPD)(4/7診断)

境界性パーソナリティ障害(BPD)の診断

アメリカ精神医学協会境界性パーソナリティ障害は一般的には、ボーダーラインと呼ばれることが多く、専門家はBPDと呼んでいます。

境界性パーソナリティ障害の診断基準としては、アメリカ精神医学会(APA)が発行している「精神障害の診断と統計マニュアル」(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders:DSM。その第四版で、DSM-IV-TR)があります。診断基準を以下に示します。

対人関係、自己像、感情の不安定および著しい衝動性の広範な様式で、成人早期までに始まり、種々の状況で明らかになる。
次の5つ以上の症状があれば、境界性パーソナリティ障害と診断される。

  1. 現実に、または想像の中で見捨てられることを避けようとするなりふりかまわない努力
  2. 人に対して、時には理想化、賞賛し、時にはこき下しする、という両極端を揺れ動く、不安定で激しい対人関係様式
  3. 同一性障害:著明で持続的な不安定な自己像または自己感
  4. 自己を傷つける可能性のある衝動性で、少なくとも2つの領域にわたるもの
    (例:浪費、性行為、物質乱用、無謀な運転、むちゃ食い)
  5. 自殺の行動、そぶり、脅し、または自傷行為の繰り返し
  6. 顕著な気分反応性による感情不安定性(例:通常は2〜3時間持続し、2〜3日以上持続することはまれな、エピソード的に起こる強い不快気分、いらいら、または不安)
  7. 慢性的な空虚感
  8. 不適切で激しい怒り、または怒りの制御の困難
    (例:しばしばかんしゃくを起こす、いつも怒っている、取っ組み合いの喧嘩を繰り返す)
  9. 一過性のストレス関連性の妄想様観念または重篤な解離性症状

(高橋三郎、大野裕、染谷俊幸訳 『DSM-IV-TR精神疾患の分類と診断の手引』 医学書院)

パーソナリティ障害を、少し前まで人格障害と表現しておりましたが、人の人格に問題があるかのような印象を与えることにより、表現の変更がされました。

DSMではなく、WHO(世界保健機関)のICD-10(国際疾病分類第10版)においては、この分類の中ではF603「情緒不安定性人格障害」の「境界型」に分類されます。

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