境界性パーソナリティ障害(BPD)(1/7はじめに)

はじめに

以下のような人がいます。

  1. 感情が激しくて止められない
  2. 生きるか死ぬかというぎりぎりまで考えが行ってしまう
  3. 人との関係も上手くいかない
  4. すごく親しくなると思ったら疎遠になってしまったりしてしまう
  5. どうにも生きづらい

また、そのような人に関わらなければならない場合にも、どうしてよいのか分からず疲れてしまいます。

例えば…

女子学生Aさんは10代後半の女子学生です。中学時代より家庭内で暴れることが増え、何かがあるとリストカットをしたり、一度は2階からですが飛び降りて怪我をしたこともあります。

落ち着いている時はとても知的で、魅力的な女性なのですが、困ったことがあると自分でもどうしようもなくなってしまうようです。

今は医療につながり、カウンセリングも受けて、少し落ち着いてきました。家からも出て一人暮らしも始め、親との関係も少し離れたものになったことも状態の改善の一要因のようです。

Bさんは30代前半の既婚女性です。

夫は振り向いてくれずに仕事ばかり、Bさんも仕事を再開しましたが、対人関係が難しくてなかなか継続できません。
自分と合うと思う人が必ずといってよいほど自分のことを裏切ると主張しています。

既婚女性Bさんは夫に相談しても、サポートしてくれるようなことを言いながら状況は変わらず、Bさんは時折自暴自棄な考えも出てくるようになってしまい、実は昔から自分の中にあった過激な側面に気がつき、自分でも苦しくてたまらないとのことです。

カウンセリングに行ったところ、医療との併用を進められ、通い始めました。
現在は、感情の制御のためのセルフ・コントロールの獲得に取り組んでいるところです。

以上の例は、昨今、注目を集めている境界性パーソナリティ障害(BPD)についてです。
どのようなことが問題として挙げられるかまとめてみると、

  1. 情動の調節不全
  2. 対人関係の調節不全
  3. 自己の調節不全
  4. 行動の調節不全
  5. 認知の調節不全

などがあげられます。流れとしてまとめてみると、

ある出来事に接した際に

怒りや悲しみなどの感情が出てきて

コントロールが出来ずに人に寄りかかって何とかしようとはするのだが

感情的になっているが故に、人との関係がうまく行かなくなり

人が自分を敬遠するかのような気配を感じて不安になる

自分がどうして良いのか分からなくなって

自殺関連行動等の衝動的な自分でも手に負えないような自己破壊行動に走ってしまう

そして、そんな自分に対してボーッとしてしまってよく分からなくなってしまう

というようなものです。

このような状態になると、ぐるぐる周りでどうしようもなくなっているのが想像に難くありません。
また、このような状態にいる人に対して、どのように接したらよいのか、かなりの混乱を呼びそうです。

今回の特集では、境界性パーソナリティ障害を取り上げます。

アディクションと家族(パーソナリティー障害)日本嗜癖行動学会誌 アディクションと家族24巻2号
【特集】パーソナリティー障害

  • 特集にあたって (斎藤 学)
  • パーソナリティ障害の治療 (林 直樹)
  • サイコパシー再考-CleckleyとHare (中谷陽二)
  • パーソナリティ障害と森田療法 (北西憲二)
  • 入居型施設を利用する境界性パーソナリティと親密圏(平川和子)
  • 特別寄稿 PTSDの心理学的アセスメント (村上宣寛)

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